三民街の昔懐かしいケーキ

翻訳者ーRie

 

三民街中間あたりにある看板のない昔ながらのカステラ屋、朝11時から販売開始し、夜9時まで。この三民街の通りは頭から尻まで代々受け継がれてきたすごい飲食店が続く。ついつい途中で釣られてしまい、毎日のようにつまみ食いさせられてしまうのだ。三鳳宮の聖なる煙は長年吹き荒れており、ケーキ屋台の香りも共に漂う。同時期に売り出した愛玉氷もある。たくさんの地元民がここで食事をし、腹一杯になると戻ってきていくつか甘いものを買って帰る。店の奥には骨董級の焼き菓子機があり、物静かなおじさんが全ての作業環境を細かく手入れをし、店頭は家族に任せる。彼らのタイムスリップしたようなシンプルな味はとても魅力的だ!

IMG_0447拷貝.jpg

ここで売られているカステラには大小あり、腹を満足させる円柱形の大きなものは1つたったの20元しかしない。小さい円形は、銅板一枚分持ち帰らざるを得ない。ケーキの素材は単純で、卵、砂糖、小麦粉でできている。毎日届けられる新鮮な卵を細かく泡立て、粗糖(紅糖)と一緒に小麦粉と均一に混ぜていく。おじさんは50年近くずっと使い続けているケーキ型にバタークリームを塗る。このケーキ型は当時から使い続けているもので、現在は今使用している数しか残っていないので、1度に焼く量には限界がある。

おじさんはお店の物語を話をしながら、生地をケーキ型に流し込む。その後オーブンで20分ほど焼き、この昔ながらのしっかりとしたケーキが焼きあがる。真っ黄色のこの小さなお菓子は、手のひらに乗せると心も含めて温かいぬくもりに包まれる。もちろん、その場で食べるのが一番美味しい。

 

三民街の昔懐かしいケーキ

  • 住所|高雄市三民區三民街165號

  • 営業時間|09:30 - 22:00